冒険者A「あ・・アニキぃ・・・もう帰りませんか?」
冒険者B「何言ってんだ!この森には金銀財宝が眠ってるって話だ!これを見逃してどうする!!」
冒険者A「で、でもアニキ、ここは村の人たちから呪いの森っていわれていて、
ここ何年間で何十人もの行方不明者が出てるとか・・・」
冒険者B「ふん、それならこの木を目印にする!これで迷わん!」
一人の冒険者が木をバンバン手で叩いていた、その時。
???「カ・・・カカ・・生命(いのち)ヲ・・・ワカサヲ・・・」
目印の木から奇妙な声がした。2人が恐る恐る後ろを向く。その瞬間・・・
冒険者A&B「ギャァァァァァァ・・・・」
2人の叫び声は森じゅうに響き、闇に沈んだ・・・。
−ネーシアの村−
村人「た!大変だぁぁ!!魔獣だぁぁぁ!!!」
小さな村に現れた巨大な獣。ここ最近、魔獣の出現が絶えないネーシアの村は
用心棒を雇う事でなんとか凌いでいた。が・・・
村長「な・・なんと!こんなときに魔獣とは・・・先日用心棒は街に食物を
調達しに行って、今は誰も・・・」
村長がそう言った瞬間、頭の上が暖かくなった。屋根がなくなっていた。
魔獣「・・・ガァァァァ!!」
村長「ひっ・・・ひぃぃぃぃぃぃ!」
かろうじて村長は鋭いツメの一撃を避けた。だが、家はまっぷたつだ。
魔獣は次々と家屋を破壊し、村人を襲いはじめた。が、その時、銃声がした。
向かってくる銃弾を避け、魔獣は銃声の方角を向いた。
村長「リ・・・リーラ!よせ!お前に勝てる相手ではない!」
魔獣の向いた方には、頭にバンダナを巻いた金髪の女が銃を構えていた。
リーラ「くるな!今度は当てる!」
魔獣はリーラに近づいてきた。重い足跡がだんだんと音が大きくなる。
リーラ「・・・・くらえっ!!」
広場に銃声が響き渡る。銃弾は魔獣に当たったが、びくともしない。
魔獣はツメを尖らせ、腕を振り落としてきた。村人が全員目をつぶった。
・・・・・何も聞こえない。村に沈黙が走った。リーラがゆっくりまぶたを開くと、
ツメは寸でのところでリーラの頭上で止まり、魔獣は固まっていた。
しばらくたった後、魔獣はゆっくりと倒れた。魔獣の下には、魔方陣。
魔獣はいつの間にか骨だけになっていた。魔獣の背後には、一人の男。
茶髪で、顔には奇妙な刺青。果たしてこの男は・・・。
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